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エアコンからのガス漏れ
症状としては、エアコンは通常通り、運転しているが冷房・暖房がきかないなど の症状がでます。エラーコードが出て止まってしまうエアコンもあります。
予想される原因
①ガス漏れをし、冷媒ガスが減っている(ピンホールくらいの小さな穴の場合が多い) ②ガス漏れをし、冷媒ガスが無くなっている(パーツからのガス漏れが多い) ③バルブからのガス漏れ(冷媒を止める為のパーツ) ④フレア(室内機・室外機と冷媒配管をつなぐジョイント部) ⑤冷媒配管の腐食(室外に出ている配管に特に多い傾向にあります) ⑥熱交換器、圧縮機などのパーツからの漏れ
修理対応冷媒ガスは漏れたり、減ったりするものではありません。必ずどこかから漏れています。 穴(ピンホール)を埋めないと、再度必ず漏れます。 ガス漏れ検査をする必要があります。(ガス漏れをどこでおこしているかを特定する為の作業)で 窒素ガスを封入し、室内機と室外機を分離し気密テストを行います。 室内機。室外機に問題がなければ冷媒配管が原因と特定していきます。 ここで、重要になってくるのが、溶接可能個所からのガス漏れであれば、その場で 溶接し作業完了が出来るのですが、パーツ(溶接不可)からのガス漏れは パーツ交換を別途しないといけないです。
熱交換器からのガス漏れの修理写真です
新しい熱交換器
古い熱交換器
取付完了
室外機の移設・無理に動かす室外機を無理に動かしたり、冷媒配管を無理に動かすと冷媒漏れの原因になります。 施工ミスに関しては、フレア(配管と室内機・室外機を繫ぐ部分)の不良が考えられます。
一度、取り外したエアコンの配管再利用時は必ず再フレアを切りなおさないといけないです。 これは、冷媒配管は銅管の為、ナットで圧着すると銅管が広がります。移設後フレアの 切り直しをしなければ、変形した銅管から冷媒漏れをおこします。
室外機回りにオイルが付着している冷媒漏れを改善した場合でも、室外機回りにオイルが飛び散っているか、 流れている場合はオイルの補充が必要です。 オイル補充をしないで運転をしている場合は圧縮機が焼き付けを起こし高額な 修理料金がかかります。
移設工事移設工事をしている場合も追加冷媒補充をしていなければ、冷媒不足になります。 取り外し時にポンプダウンをしていても、冷媒が配管内に多少残ってる為です。
冷房運転時には、高圧側の冷媒配管(細い)に霜(氷)が付いている場合は冷媒不足の可能性が 高いです。多少の水滴がついているのは問題ありません。
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